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1)アレルギー性鼻炎は、いわば「体質」によって生じるものです。 くしゃみ・鼻水・鼻づまりが3大症状ですが、どの症状が顕著かは個人によって異なります。
炎症のため鼻の中が常に充血して鼻血を繰り返すこともあります。
その子にとってアレルギーを引き起こす物質を吸い込むことで症状が出ます。季節によって症状が出たりおさまったりするなら、植物の花粉など、季節性のあるものが原因であることが多いです。
一年中症状があれば、ダニや家の中のほこり(ハウスダスト)が原因であることが多いと思います。 「体質」による疾患なので、薬によって症状を抑えることはできますが「完全に治してしまう」というのは少々困難です。
上手に薬を使用して、症状をコントロールしてゆく・・という考え方をする必要があると思います。 減感作(げんかんさ)療法と言って「体質改善の注射」のような治療もありますが、通院を長く続けなければならない割には
効果がすばらしいというわけではなく、昔に比べると最近は行なっている施設は少ないです。 ただ、症状が深刻なケースでは行なう価値はあると思います。
2)副鼻腔炎(蓄膿症)は、子供にはしばしば認められます。通常のレントゲン検査で十分に診断可能です。 成長に伴う顔面や鼻の構造変化によって、自然と改善する場合が多いです。 症状が軽くて一時的なら、あまり心配しなくて良いと思います。 一方で、青年期に入っても引き続き症状に悩まされるケースもあります。 常に「鼻汁」を垂らしているようなお子さんは、そうなって行く可能性がありますので やはり内服などの治療を継続することをお勧めします。 鼻は構造的に、薬の効果が現れにくい場所であると言って良いと思います。 したがって薬の効果が得られるまでに時間を要すためあまり強くない薬を、長い期間服用することが必要だと思います。また鼻の中の分泌物を吸引した上で、薬の吸入(ネブライザー)の治療も重要です。当クリニックではだいたい1ヶ月をメドに投薬をおこなっています。通院は平均すると週に1回程度です。アレルギー性鼻炎が合併しているときには、その薬も併用して行きます。抗生物質を長期で内服することを推奨する施設もありますが、小児に対しては特別な場合を除いて私は使用しません。もちろん黄色い鼻汁がひどく出るときには短期間で抗生剤を処方することはあります。→ 実際の治療例はここをクリック
3)生理的に冷たい風などの刺激で鼻水が出ます。
汗かきの人とそうではない人がいるように、刺激に対しての鼻水の出方は個人差があります。
このような症状も、ある程度は薬で抑えることが可能ですが、
「生理的」であるわけですから、あまり神経質にならず経過を観ましょう。
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